アジア勢が国の支援で猛追



若者が集まる東京・代々木。漫画やインターネットを楽しめるネットカフェ「ほっとBBステーション代々木駅前店」には、パソコンが35台ずらりと並ぶ。
別々の場所にいる人がインターネットを通じて一つのゲームに参加するオンラインゲームも、「売り」の一つだ。ソフトはシリーズだ。稼働時間は1600時間に達し、オンラインゲーム全体の半分以上を占めた。「ほっとステーション」で、日本製ソフトの占有率は5〜10%に過ぎないという。
ゲーム大手バンダイナムコゲームスは8日、人気野球ゲーム「ファミスタ」のオンライン版を、韓国企業が運営するゲームサイト「ハンゲーム」を通じて配信すると発表した。ゲーム産業を、1998年に「21世紀国家基幹産業である文化産業の最優先分野」と位置付け、ソフト流通に開発者の兵役の免除など、振興策を打ち出した。中国はにとどまるが、5年後には韓国がに迫り、中国はと逆転する。カナダ・トロントに日本のソフトメーカー、コーエーの現地法人。カナダ人と日本人が、一緒になってプレイステーション3(PS3)向けのゲームを開発中だ。自然の中を近未来の飛行機を操ってレースを戦う内容だが、飛行機のデザインや音楽を巡り、日本人とカナダ人で意見が割れることも多いという。コーエーでは北米、欧州で順次このソフトを発売する予定で、それぞれ20万本を目標にしている。コナミは携帯電話向けコンテンツ企業から主要資産を買収した。2005年にはスクウェア・エニックスがタイトーを、コナミがハドソンを経営統合も激しい。腰を上げ、ゲーム産業戦略研究会が24日まとめた報告書では、「(ゲーム産業は)日本ブランドを支える存在であり、輸出産業として発展し続ける必要がある」との位置付けを明確にした。ゲーム開発者の国家表彰制度の創設や、産学官連携による促進などの振興策に、今後乗り出すことになる。覇権を取り戻せるかどうかは、中長期の戦略で官民の足並みがそろうかどうかにかかっている。